はちいろ日誌

🐝 みつばちの「分蜂(ぶんぽう)」について

春から初夏・秋にかけて、みつばちは新しい群れをつくるために「分蜂」という行動をとることがあります。秋にも群れが移動したり、集まったりすることはありますが、分蜂の多くは春から初夏に見られます。

分蜂は、人を怖がらせるための行動ではありません。

新しい女王蜂と働き蜂たちが群れを分け、新たな場所で暮らしていくための、**命をつなぐ自然の営み**です。

木の枝や建物などに、たくさんのみつばちが集まっている様子を見かけると、驚かれる方もいらっしゃると思います。

そこで、分蜂を見つけたときの対応についてお伝えします。

### ① 分蜂のかたまりを見つけても、慌てないでください

分蜂中のみつばちは、移動先を探す間、一時的にひとつの場所に集まっていることがあります。

このとき、巣を守っているときとは状況が異なり、分蜂のはちはお腹いっぱい蜜をためていて非常におとなしいです
比較的おとなしいです

大きな声を出したり、手で払ったり、棒などでつついたりせず、距離をとって静かに見守ってください。

また、殺虫剤をかけることは避けてください。みつばちを刺激して刺される危険があるほか、自然や周囲の生きものへの影響も心配されます。

### ② 養蜂家や自治体に相談してください

分蜂の群れが人の通行する場所や住宅の近くにできた場合は、無理に自分で捕まえたり、移動させたりせず、自治体に紹介いただくか、地域の養蜂家で検索し相談してください。

なお、対応方法は場所や状況によって異なります。専門業者などに依頼する場合も、可能であれば、みつばちを生かして保護・移動できる方法があるか相談してみてください。

### 🌼 みつばちも、自然の中で命をつないでいます

みつばちは、花から花へと飛び回り、植物の受粉を助ける大切な存在です。

私たちの暮らしや豊かな自然も、さまざまな生きものの営みに支えられています。

分蜂は、みつばちが次の世代へ命をつないでいくための大切な行動です。

もちろん、安全を第一に考えることが大切です。そのうえで、もし分蜂を見かけたら、すぐに怖がったり、排除したりするのではなく、まずは少し距離をとって見守っていただけたらうれしいです。

**みつばちの命も、人の暮らしも、どちらも大切にできる地域でありますように。**

皆さまのご理解とご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。